ドレスアップ(DIY)・豆知識備忘録

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バッテリー劣化のサイン  ~正しいメンテナンスと危険行為~

 

 

こんばんは!

 

 

アナスタシアです。

 

 

前回の投稿から一週間過ぎてしまいましたが、ようやく仕事が早く終わったので久しぶりに投稿します。

 

 

 

前回はタイヤについて投稿しました。

 

 

読んでいただいた方はそれほど多くないかと思いますけど、あまりにも古いタイヤやすり減っているタイヤは日常での車の安全運転に大きな影響を与えることが参考にアップロードした動画から分かったと思います。

 

 

車に限らず日常生活の中で使うものは、すべて定期的なメンテナンスが必要なんですね。

 

 

この機会に、身の周りにあるものも一度見てみるといいでしょう。

 

 

 

さて、今回の投稿では車のバッテリーについてです。

 

 

一口に車と言っても、通常のガソリン車やディーゼル車、ハイブリッド(HV)車や電気自動車(EV)など、いっぱいあります。

 

 

現在では低燃費で高評価のHV車が主流になっていますね。

 

 

EV車は例外ですが、他の3車種には動力源であるエンジンを始動させる(HV車はハイブリッドシステムを始動させる)ための電池(バッテリー)が搭載されています。

 

 

ただ、ディーゼル車はエンジンの性能を考慮して、バッテリーが2個搭載されています。二つのバッテリーは車種に応じて直列に接続されているものと、並列に接続されているものとあります。

monoist.atmarkit.co.jp

バッテリーの性能などについては説明が少々長くなるので、上記の記事を参考にしてみてください。

 

 

バッテリーの寿命は車の使用環境(年間の走行距離、寒冷地など)によって変わってきますが、平均するとおよそ2~3年くらいです。

 

 

バッテリーが劣化してくると様々な症状が現れてきます。

 

 

エンジンのかかりが悪いというのもありますが、それ以外にも

 

 ・パワーウィンドウの開閉速度の低下

 

 ・ヘッドライトの明るさがエンジンの回転数によって変わる

 

などがあります。

 

 

すべての車には俗にダイナモと呼ばれるオルタネーターという部品が搭載されていて、この部品によってエンジンが動いている間は車のバッテリーの充電と、電装品(ライト、オーディオなど)への電力供給が行われます。

 

 

電装品への電力供給はオルタネーターだけでなくバッテリーと合わせて供給するため、バッテリーが劣化して十分な電力が供給できなくなるとこういった症状がでてきます。

 

 

次に、バッテリー液の低下です。

 

 

これは参考の記事にも掲載されていますが、バッテリー内部には電力を充電・放出するために特殊な電極と電解液と呼ばれるものが入っています。

 

 

この電解液がバッテリー液と呼ばれるものです。

 

 

これがあまり低下しすぎると十分に電力の充放電が行われず、バッテリーを痛めてしまいます。

 

 

バッテリーが劣化していなくても、エンジン停止後もライトをつけっぱなしにしていたり、ドアを開けっぱなしにしていたり、エアコンやオーディオを必要以上に使っているとバッテリー上がりを起こしてしまいます。

 

 

劣化したバッテリーは新品に交換するのが一番いいですが、充電することで性能を引き戻すこともできます。

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画像はあくまでも参考ですが、車に搭載されているバッテリーを充電するのにこういった特殊な機械を使います。

 

 

充電するにはバッテリーケーブル(参考記事にて説明)を外してターミナル部分に本機を取り付け、取扱書に従って充電します。

 

 

充電する際に液口栓を開けて行わないといけません。

 

 

開けずに充電するとバッテリー内部で発生した水素ガスによって圧力が加わり、容器が変形、最悪の場合破裂します。

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2枚目の状態は今まで見たことありませんが、かなりの衝撃だそうです。

 

 

バッテリー液は希硫酸という硫酸によく似た液体なので、人体にも悪影響を及ぼします。

 

 

これを防ぐために液口栓を開けておくのですが、それが設けられていない密閉型のバッテリーもあります。

 

 

メンテナンスフリー(MF)と呼ばれるタイプのものはこうした危険もあるので、極力充電は控えるべきかと思います。

 

 

また、充電中は化学反応によって電解液から水素ガスを発生するため、火気厳禁はもちろんのこと、風通しの良いところで充電するようにしましょう。

 

 

余談ですが、バッテリーケーブルの端子の表面がうっすらと青くなっていたり、粉を吹いていることがあります。

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これはバッテリー内部で発生した水素ガスが端子に付着することで化学反応を起こし、青くなったり粉を吹くようになります。

 

 

とくに不具合があるからこうなるというわけではないですが、これを長期間放っておくと今度は端子側が腐ってしまい、もげてしまうこともあります。

 

 

この粉吹きはターミナル部分にお湯をかけてあげることでキレイにすることもできますし、端子の腐食防止の「バッテリーノコ」という商品も販売されているので、これを装着するのも充分効果があります。

 

 

 

長くなってしまいましたが、バッテリーは車の動力を始動する働きがあります。

 

 

弱ってくると突然エンジンがかからなくなってしまうこともあるので、定期的な点検と充電・交換はしっかりしましょう。

 

 

次回の更新も頑張りますので、よろしくお願いします。

 

 

アナスタシア