ドレスアップ(DIY)・豆知識備忘録

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知らないと危険?タイヤの定期的な点検

 

 

こんばんは。

 

 

アナスタシアです。

 

 

前回の記事でも書いていましたが、今回更新する記事では車のメンテナンスについて触れていきたいと思います。

 

 

 

 

みなさんは季節の変わり目に夏タイヤスタッドレスタイヤを交互に履き替えると思います。

 

 

東京などの降雪量が極めて少ない内陸部に住まわれてる人の中にはスタッドレスタイヤを持っていない、もしくは使っていないという人もいるかと思います。

 

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画像には2種類のタイヤが並んでいますが、向かって右側がスタッドレスタイヤ

左が夏タイヤです。

 

 

この二つを見比べると、タイヤの表面の模様が少し異なっていますね。

 

 

この模様のことをトレッドパターンといって、その形に応じてタイヤに備わる排水機能や操作性、制動力(車を停止させる力)が変わってきます。

 

 

時代とともにタイヤも進化しています。

 

 

タイヤってすごいですね!

 

 

 

しかし、どんなにタイヤが新しくなっていても、使うにつれてどんどん劣化が進んでいきます。

 

 

経年劣化などもあって、交換の目安はおよそ5~6年くらいです。

 

 

まず簡単な点検方法として、タイヤの溝を測定します。

 

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ちょっと画像が大きすぎましたかね…

 

 

これはデプスゲージと呼ばれる工具で、タイヤの溝などを計測するためのものです。

ノギスでも代用できます。

 

 

使い方はいたってシンプルで、トレッド(溝)の上にこの工具を垂直にあてて、先端の細い棒の部分を溝の奥まで差し込み、その時の数値を読みます。

「タイヤ溝 計測 画像」の画像検索結果

こんな感じ。

 

 

タイヤの使用限度として、この数値が1,6mmまでと法で定められています。

 

 

目視で確認できるよう、スリップサインと呼ばれるものを備えられています。

 

 

また冬タイヤの場合、数値ではなくプラットフォームと呼ばれるもので使用限度を確認します。

「冬タイヤ スリップサイン 画像」の画像検索結果

青丸がスリップサイン

赤丸がプラットフォーム。

 

 

この画像だとあまり違いがないように見えますが、スリップサインはタイヤの使用限度(1,6mm)の出っ張りがあり、プラットフォームはタイヤ溝の約半分ほど出っ張っています。

 

 

そしてプラットフォームはスタッドレスタイヤにだけ備えられていて、冬タイヤを冬タイヤとして使えるギリギリのラインを見極めるためのものです。

 

 

ここまで減ってくると冬道でのスタッドレスの効果を充分に発揮できなくなってくるので、ディーラーなどでは交換を進められるかと思います。

 

 

しかしタイヤ本来の使用限度は1,6mmと定められていますから、夏タイヤとして使う方も多くいます。

 

 

でも冬タイヤって、あくまでも雪道での使用を前提に作られているので、舗装路での走行はタイヤの摩耗を早めますし、あまり向いていません。

 

 

そしてどちらのタイヤにも言えることですが、スリップサインを超えての使用はとても危険です。

 

 

車の免許を取得するときの学科講習でも教わっているかと思いますが、雨天で走行するとタイヤが水の上を滑っていく「ハイドロプレーニング現象」というものが発生します。

 

 

トレッドパターンでも説明しましたが、タイヤには排水機能が備わっていて、路面とタイヤ間の水を排出して、タイヤを路面にしっかり接地させるのです。

 

 

溝が少なくなるとその性能が満足に発揮されず、排出しきれなかった水が路面とタイヤ間に入り込み、タイヤを浮かせてしまいます。

 

 

その結果、水の上を滑っていってしまうのです。

 

 

参考までに、以下の動画をご覧ください。

youtu.be

 

 

 

少し長くなってしまったので、今日はここまで。

 

 

この記事に目を通した皆さん。

 

 

車のタイヤを今一度チェックしてみましょう。

 

 

以上、アナスタシアでした。

 

 

~今後ともこのブログをよろしくお願いします~